個人賠償責任保険は家族のお守り!自転車や子どものトラブルに備える
こんにちは!子育てファミリー専門FPの藤澤 玄太(ふじさわ げんた)です。
妻と子どもたちが実家のジジババに顔を見せに帰っちゃいました。さみしい家に帰りたくない笑
今回も保険に関する記事です。
みなさんは、個人賠償責任保険、って加入していますか?
していないっていう方や、なにそれー?という方。
自転車事故を含む、日常生活における賠償リスクにも備えられる保険です。
被害状況によっては、億を超える損害賠償請求を受ける可能性もあります。
そんな時に、私たちを守ってくれるのが、個人賠償責任保険なのです。
そう、家族でひとつだけ契約することで、家族みんなを守ってくれるお守りです。
この前、眼科で働く義姉からこんな話を聞きました。
ある小学生の男の子が眼科に運び込まれたが、失明してしまったとのこと。
なんでも、チャンバラごっこしていたら、目を棒で突かれてしまったそうで・・・。
我が家は、あいおいニッセイ同和損保「まるごとマモル」に加入しています。
国内なら金額に上限なく補償してくれるのに保険料はひと月たった166円。
だからこそ子どものいるパパ・ママはもちろん、単身者も迷わず加入して欲しい保険です。
私はあえて保険を売らないFPとして活動しています。今回、特定の保険を紹介しますが紹介料も一切ありませんので、安心して読んでください。
個人賠償責任保険は、どんな時に役立つ?保険金が支払われるケース
個人賠償責任保険の定義
一般社団法人日本損害保険協会 損害保険Q&A個人賠償責任保険とは?個人の「住宅の管理」または「日常生活」に起因して、国内外(注)で発生した「法律上の損害賠償責任」を負担することによって被る損害を補償する保険
自転車運転中だけでなく、以下の日常生活における賠償リスクにも備えられます。
具体的に、どんな時に役に立つのかを見ていきましょう。
事例①:自転車事故での高額賠償命令
小学5年生だった少年が、60代の女性を自転車ではねてしまった事故。女性は意識が戻らず、重い障害を負わせてしまいました。裁判所は、親が監督義務を果たしていなかったとして、両親の責任を認め、9500万円もの賠償責任命令を下しました。
自転車に乗る多くの人は、個人賠償責任保険への加入義務がある
そもそも自転車に乗る人は、住んでいる自治体によって、個人賠償責任保険(あるいは自転車保険でもOK)に加入する義務があるかもしれません。
最近では地方自治体が、自転車利用者に対して保険への加入を義務化する動きが広がっています(あるいは努力義務)。
事例に挙げたように、自転車事故によって高額な賠償責任が発生することがあります。
自治体としては、被害者・加害者の他、その家族らの生活を守る必要性があります。
そこで、加害者がきちんと賠償金が支払い、同時に、被害者が受け取れるよう整備しているわけですね。
事例②:日常生活における事故
自転車運転中だけでなく、以下の日常生活における賠償リスクにも備えられます。
- 買い物中に陳列商品を落とし破損させた。
- 飼い犬が他人を噛んでケガをさせた。
- 子供が駐車場に停めてあった他人の車をキズつけた。
- マンションの自宅の風呂場からの水漏れにより、階下の戸室の家財に損害を与えてしまった。
- ガス爆発によって、隣の建物を損壊させた。
- ベランダの鉢植えが落下して歩行者の頭に当たり死亡させた。
個人賠償責任保険では、保険金が支払われないケース
逆に、補償されない事故やトラブルも確認しておきましょう。
- アルバイト中に商品を壊した(仕事中・業務中は補償対象外)
- スポーツ中の事故
- 災害による事故
- 家族を怪我させたり家族の物を壊した
- 他人から借りたり預かったりしたものを、うっかり壊した
子育てFPが選んだのは、あいおいニッセイ同和損保「まるごとマモル」
「まるごとマモル」は理想形のひとつ
我が家は「まるごとマモル」の基本プランに加入しています。
内容はこんな感じ⇩
まるごとマモルは、まさに個人賠償責任保険の理想形の一つと考えています。
「まるごとマモル」の特徴
- 基本プランの保険料はひと月あたり166円。
- 家族全員の範囲は同居の家族・別居の未婚の子・別居の父母も対象。
- 義理の両親も対象、ということ
- 国内であれば賠償金を無制限に家族全員を補償してくれます。
- 無制限の安心感たるや。ただし国外なら3億円まで
- 相手方との交渉に、必要に応じて弁護士もつけてくれる。
- 各自治体が義務化している自転車保険としても加入可能
- 特約があれこれついていないので、加入中でも追加で入りやすい。
- だからこそ安い。自転車保険はあれこれ付いてるケースが多く、割高がち。
ただし、こんな場合には対応できないんです。
例えば、子どもが友だちのカメラやスマホで「写真を撮ってあげるよ!」と借りたとき、落として壊してしまった場合などですね。
「まるごとマモル」のデメリットは対面販売であること
もちろん、オンラインも可ですが。
余計な保険営業をされうるのは、正直言ってめんどくさい・・・
保険自体が1年ごとの契約であるため、年1回の定期イベントになります。
どうしても嫌なら、下に挙げる保険の特約として加入するのが良いでしょう。
火災保険や自動車保険、カードの付帯保険をチェックしてみて
ちなみに、すでに特約という形で個人賠償責任に知らぬ間に加入している可能性があります。
加入済みの保険をチェックしてみましょう。
- 火災保険
- 自動車保険
- 傷害保険
- カードの付帯保険(少なくともゴールド)
加入している保険の特約に見つかりましたか?
最低でも、これらの条件をクリアしているか、チェックしてみましょう。
- 賠償の限度金額が最低1億円以上あるか
- 補償してくれる範囲(自分だけ?配偶者や子も含む?)
- 保険会社が示談交渉を自分の代わりにしてくれる?
「他人から借りたり預かったりしたものを、うっかり壊したら?」←別の保険が必要です
例えば、子どもが友だちのカメラやスマホで「写真を撮ってあげるよ!」と借りたとき、落として壊してしまった場合。
大人はともかく、子どもの日常にはけっこうありそうなやり取りではありますよね。
いやいや、人のものでしょ。なんで保険が効かないの?
ですよね。でも、保険上、
借りた時点で「自分で管理しているもの=壊したら自己責任」という扱いになるそうです。
こういうケースの場合には、また別の保険が必要になってしまいます。
納得できない・・・
ちなみに、このケースをカバーできるのは「受託物賠償責任保険」といいます。
実際には、ここまでカバーすることも無いとは思いますが、
心配な方は、先ほどの加入済み保険の特約として追加できるかチェックしてみましょう。
まとめ:個人賠償責任保険は一家に一契約、だ。
いかがでしたか。
- ついうっかり、であっても
- 数千万円の賠償を負う
可能性がある日常生活。
月166円で無制限に備えられるなら、大いに加入する意義のある保険ではないでしょうか。
ぜひ、加入済みの各保険をチェックしてみてくださいね。